冷たい夜に包まれた時 あなたに夢で 出逢いたくなる

 

背中合わせで眠ったみたいに どんなに手を伸ばしても

どんなに一途に見つめても もう届かないと知った

​

秒針はこんなにも 耳障りな音で

あなたとわたしの過ごした 日々と今を遠ざけた

​

あなたを強く抱きしめた夜 孤独の意味を 少しだけ知った

「さようなら」で迎えた朝も あなたの事を愛してたのに

​

揃いで付けてた指輪を ゆっくり海が飲みこむ

この星が死ぬその刹那まで 約束は生き続けて

​

瞼を閉じていれば 優しさに包まれた

あなたは笑ってくれるのに 胸が痛むのは何故？

​

一人の朝は 真っ白だった あなたが全て染めていたんだ

​

もう 会えない 氷の中の暖かい記憶

​

あのメロディーが 鼓膜を刺すたび

あなたの事を 思い出すだろう...

​

冷たい夜に包まれた時 わがまま少し預けたくなる

柔らかい声が 笑顔が 言葉が 道を照らしてくれていたのに

もう 会えない

もう 触れられない

もう 約束もできない

私たちは 思い出になったの

​

​

​

​