どうして君が求めるままに 向き合わなかったんだろう。
 
抜け殻になった暮らしだ ここから始まるはずだった
​写真をはがして物がなくなって 空っぽの部屋で泣いた

じゃれ合っているだけで良かった くすぐったいが心地良かった
「当たり前」になると大切にしなくなった。

どうして君はドアを出る前に 最後に微笑んだの？
追い掛けたら間に合うかな？
遮断機が開く前 その心が閉じきる前


君が心から望んでいた 幸せな家族になる未来も
描くことすら減っていった
じゃれ合っているだけで良かった 痛いくらいに欲しがっていた
「当たり前」をいつか大切にしなくなった。

写真になれなかった最初のキスを 初めて未来を語った日を
どの景色よりも綺麗に残したくて
目を閉じる

どうして君の声を聞くだけで 毎日が輝いてたのに
もうこの部屋には戻れない
君が笑い掛けた日にもはがした写真の２人にも。